物理的もしくは仮想的に関わらず、 セキュリティは幅広いトピックであり、 業界全体がセキュリティとともに成長しています。 システムおよびネットワークを安全にする標準的な方法は数多く文書化されており、 FreeBSD のユーザも、 攻撃や侵入者から守る方法を理解しなければなりません。
この章では、セキュリティの基礎や技術について説明します。 FreeBSD システムは、複数のレイヤに関連するセキュリティを提供します。 そして、安全性を高めるためにサードパーティ製のユーティリティを利用することもできます。
この章を読むと、以下のことがわかります。
FreeBSD における基本的なシステムセキュリティの考え方
FreeBSD で利用できるさまざまな暗号化手法
ワンタイムパスワード認証の設定方法
inetd(8) と組み合わせて TCP Wrappers を設定する方法
FreeBSD における Kerberos の設定方法
IPsec を設定して VPN を構築する方法
FreeBSD にける OpenSSH の設定および使用方法
ファイルシステム ACL (アクセス制御リスト) の使用方法
Ports Collection からインストールされたサードパーティ製ソフトウェア packages を Portaudit を使って監査する方法
FreeBSD セキュリティ勧告の利用方法
プロセスアカウンティングがどのようなものか、 FreeBSD 上で有効にする方法について
リソース制限データベースとは何か、 この仕組みを使ったユーザ資源の管理方法
この章を読む前に、次のことが必要になります。
FreeBSD およびインターネットの基本概念の理解
本文書、および他の文書は https://download.freebsd.org/ftp/doc/ からダウンロードできます。
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