インストールオプション

フルインストールとアップグレードのどちらを実行するのかを選択します。

フルインストールを行うと、インストール先のパーティション上の既存のデータがすべて削除されます。

アップグレードの場合は既存の Red Hat Linux システムデータは保持されます。

フルインストールを行う場合はインストールクラス (またはタイプ) を選択する必要があります。オプションは以下のものです。ワークステーション、サーバ、ラップトップ、カスタムから選択できます。

どのインストールクラスを選択すればよいか分からない場合は、以下の説明をよくお読みください。

注意:以下で説明するインストール方法に加えて、既存の FAT (DOS/Windows) パーティションの「中に」 Red Hat Linux をインストールすることもできます。Disk Druid パーティション設定画面で DOS パーティションに / というラベルを設定するとこの「パーティションレス」インストールが選択されます。この場合、ワークステーションインストールで使用される自動パーティション削除は無効になります。

ワークステーションインストールではインストールする X Window System と、デスクトップマネージャ (複数) を選択できます。ワークステーションインストールを行うとハードディスクドライブ上にある Linux 用パーティションはすべて削除されます (またパーティションが設定されていない空きディスク領域もすべて使用されます)。非 Linux パーティションは残されるので、インストール後に Red Hat Linux だけではなく、他のインストール済オペレーティングシステムを起動することができます。

サーバインストールは、コンピュータを Linux ベースのサーバとして使用する場合や、その他の理由でシステムの構成を大幅には変更したくない、または X Window System をインストールしない場合に最適です。サーバインストールでは、ハードディスクドライブ上の既存のパーティションがすべて削除されます。このクラスのインストールを行う場合は、削除したくないデータがないかどうかをよく確かめてください。 他のオペレーティングシステムが使用しているパーティションも削除されます。ドライブもすべて消去されますので、注意してください。

ラップトップインストールでは、X Windows System と、好みのデスクトップマネージャ (複数) がインストールされます。ラップトップインストールはワークステーションインストールと良く似ていますが、このインストールクラスには PCMCIA サポートが追加されています。ラップトップインストールを行うと、ハードディスクドライブ上にある Linux 用パーティションはすべて削除されます (またパーティションが設定されていない空きディスク領域もすべて使用されます)。非 Linux パーティションは残されるので、インストール後に Red Hat Linux だけではなく、他のインストール済オペレーティングシステムを起動することができます。

カスタムインストールを選択した場合のみインストールする項目を自由に選択できます。カスタムインストールではディスク領域のパーティション分割の方法をユーザ が決定します。またシステムにインストールするパッケージを自由に選択することができます。さらにシステムの起動時に LILO を使うかどうかも指定できます。Linux の使用についてあまり経験がない場合はカスタムインストールを選択しないでください。

これらのインストールクラスの詳細については Red Hat Linux Installation Guide を参照してください。